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内閣府、第3回宇宙活動法改正ワーキンググループ「最終とりまとめ」を公表

https://www8.cao.go.jp/space/comittee/kaisai.html

[SPLメモ] 2025年12月1日、内閣府は第3回宇宙活動法改正ワーキンググループを開催した。同WGは宇宙活動法の改正に向け宇宙法の有識者を招聘して行われるもので、今回のWGでは6月に公開された宇宙活動法改正の中間とりまとめをアップデートした最終とりまとめ案を作成した。

国連総会、宇宙空間における軍拡競争に関する決議を採択

https://docs.un.org/en/A/RES/80/19

[SPLメモ] 2025年12月1日、国連総会は宇宙空間における軍拡競争に関する決議(A/RES/80/19)を採択した。同決議はこれまでの透明性・信頼醸成に関する議論を踏まえたものとなっており、既存の条約体制が軍拡競争を防止する抜本的な解決策となっていない点を指摘しつつ、二国間および多数国間の枠組みの重要性を強調し、軍縮委員会に対し宇宙空間における軍拡競争の防止に関する検討を求めるものとなっている。

国連総会、宇宙活動における国際協力に関する決議を採択

https://docs.un.org/en/A/RES/80/76

[SPLメモ] 2025年12月5日、国連総会は宇宙活動における国際協力に関する決議を採択した。同決議ではSTMやデブリに関する新たな枠組みの必要性の協調をはじめとし、NEOの脅威や軍拡競争への懸念、UNISPACE IVに向けた協議など様々な事項が盛り込まれている。

内閣府、宇宙活動法の見直しの基本的方向性 最終とりまとめを公開

https://www8.cao.go.jp/space/comittee/31-katsudou_minaosi/k_m-saisyu/honbun.pdf

[SPLメモ] 2025年12月9日、内閣府は第9回の宇宙活動の見直しに関する小委員会と宇宙法政策委員会を開催し、宇宙活動法の見直しの基本的方向性 最終とりまとめを公開した。同とりまとめ案は宇宙活動法改正の方向性として特にロケット等の「輸送」の面に重点がおかれた改正が強調されている。現行の宇宙活動法は人工衛星の運用に重点を置いており、輸送に関する事項が必ずしも明確でなかった点についてはかねてより指摘がなされていた。今回の宇宙活動法改正はこの点を踏まえ、輸送に重点をおくものとなる見通しである。

国連宇宙部、暗くて静かな空に関するワークショップを開催

https://www.unoosa.org/oosa/en/ourwork/psa/schedule/2025/UN-SKAO-dark-and-quiet-skies-2025.html

[SPLメモ] 2025年12月9日から11日にかけて、国連宇宙部(UNOOSA)は「UN/SKAO Workshop on Dark and Quiet Skies for Science and Society 2025」と題するワークショップを開催した。同ワークショップでは人工衛星の反射する光が天文学に与える影響につき、天文学や法政策の専門家・実務家を交えて議論が行われた。この社会問題については近年宇宙法学分野においても特に注目を集めており、既存の法の適用から今後の規範形成まで様々なフォーラムで検討が行われている。

IISL、宇宙法シンポジウムを開催

https://iisl.space/save-the-date-11-december-2025-20th-annual-eilene-m-galloway-iisl-symposium-on-critical-issues-in-space-law/

[SPLメモ] 2025年12月11日、国際宇宙法学会(IISL)は20th Annual Eilene M. Galloway IISL Symposium on Critical Issues in Space Lawを開催した。同シンポジウムは宇宙法学者のEilene M. Gallowayの功績を称え毎年開催されるもので、今回は宇宙活動と原子力の利用を中心に知的財産権等も含め様々なテーマにつき議論が行われた。

IISL、宇宙法セミナーを開催

https://iisl.space/iisl-members-corner-20-held/

[SPLメモ] 2025年12月13日、IISLは会員の宇宙法学者を対象としたセミナーを開催した。今回で第20回となる同セミナーでは、6月に草案が公開されたEU宇宙法につき、技術的側面から検討に加わったRaphael Lescouzeres氏を登壇者に迎え、宇宙技術と法学の分野横断的な議論が行われた。

イギリスにおいて新たな宇宙産業法が誕生

https://bills.parliament.uk/bills/3787

[SPLメモ] 2025年12月18日、イギリス国王は新たな宇宙法である「Space Industry (Indemnities) Act 2025」につき裁可を下した。同法は宇宙事業者の負う補償の責任の上限に関するもので、これに基づきライセンスを受ける事業者は補償限度額を明記する義務を負うことになる。
関連記事:
Alex Dillistone and Sarah Madden, “A simple, but crucial, fix for the UK Space Economy: The Space Industry (Indemnities) Act 2025,” at https://wslaw.co.uk/blog/a-simple-but-crucial-fix-for-the-uk-space-economy-the-space-industry-indemnities-act-2025/

アメリカ、宇宙空間におけるアメリカの優位性に関する大統領令を発布

https://www.whitehouse.gov/presidential-actions/2025/12/ensuring-american-space-superiority/

[SPLメモ] 2025年12月18日、アメリカは宇宙空間におけるアメリカの優位性に関する大統領令を発布した。同大統領令ではアルテミス計画の推進や宇宙産業への大規模投資、アメリカの「鉄のドーム」に基づく次世代のミサイル防衛システムの構築などが盛り込まれている。

慶應義塾大学、宇宙法シンポジウムを開催

https://space-law.keio.ac.jp/symposium-page01.html

[SPLメモ] 2025年12月24日、慶應義塾大学 宇宙法研究センターは「PwCコンサルティング提供シンポジウム 宇宙ビジネスを促進する規制のあり方」を開催した。同セミナーは日米欧より実務家および研究者を招聘し、宇宙ビジネスと法規範につき講演を行うものとなっている。

中国、宇宙産業発展計画を発表

https://www.jetro.go.jp/biznews/2025/12/c18cbb088256023f.html?utm_source=chatgpt.com

[SPLメモ] 国家航天法(China’s National Space Law)を含む法制度、発射許可・輸出管理体系、データ管理・国際協力規則など、包括的な法制度。

国際宇宙安全協力イニシアティブ(CSpO)首脳声明

https://www.gov.uk/government/news/uk-meets-with-international-coalition-to-keep-space-safe

[SPLメモ] 例年、Combined Space Operations (CSpO) Initiative は年次会合を開催する。宇宙領域の安全・責任ある活動へのコミットメントのほか、国際法に基づく宇宙利用への支持を再確認した。

[コラム@]Giulia Bordacchini, Vitali Braun, Elena ?irkovi? and Adam Mitchell, “Systemic Integration and Space Law After the Climate Advisory Opinions”

https://www.ejiltalk.org/systemic-integration-and-space-law-after-the-climate-advisory-opinions/

[コラムA]Amir Hossein Asgari, “Space-Based Espionage Under International Law: Legal Ambiguities and the Case of Israel”

https://opiniojuris.org/2025/12/23/space-based-espionage-under-international-law-legal-ambiguities-and-the-case-of-israel/

[コラムB] Charles Ho Wang Mak, “Redefining the Rules for a New Generation of National Laws and Agreements in Commercial Space Mining”

https://opiniojuris.org/2025/12/18/redefining-the-rules-for-a-new-generation-of-national-laws-and-agreements-in-commercial-space-mining/

[お勧めの文献@] Martina Elia Vitoloni, “Environmental Impact Assessment for Space Sustainability,” Air and Space Law, Vol 50, Issue 6 (2025), pp. 611-636.

https://kluwerlawonline.com/journalarticle/Air+and+Space+Law/50.6/AILA2025064

[お勧めの文献A] Ayush Khandelwal, “Enhancing autonomy in space law: Towards a higher order,” Master's Thesis of McGill University (2025).

https://escholarship.mcgill.ca/concern/theses/5712md62m

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